消化器科について
消化器系の症状には、主に嘔吐と下痢があります。これらの主な原因は何だと思いますか。
嘔吐や下痢を起こした子の半分以上が、食べ慣れない物の摂食、多量の摂食、あるいは環境変化、ストレスによるものです。これらの場合、数日内に治まることがほとんどで実際の病気ではないわけです。一方、これらの心当たりのない場合は病気である可能性があり、しっかりとした検査治療が必要になります。
消化器疾患は若い子からお年の子まで、同等に起こり得るものであり、特に慢性的に症状が続く場合は要注意になります。ある程度お年になると、胃、腸、肝臓など、あらゆる臓器が関わってきますが、特に最近は慢性膵炎の診断が増えています。この中でもうっ血性膵炎、いわゆる心不全から膵炎が治まりにくくなった状態にある子がしばしば来院されます。
これに代表されるように、あらゆる可能性を全身的に考える必要があり、セカンドオピニオンの重要性が大きいのも消化器疾患の特徴です。お悩みの際はいつでもご相談ください。